求めている未来、落胆の現実、ささやかな生活



ホテル・ルワンダ(辛口批評)

東京へ出張に行ってまして、空いた時間に「ホテル・ルワンダ」を観ました。
この映画は最近話題でしたので、知ってる人も多いでしょう。アカデミー賞3部門にノミネートされたにも関わらず、公開されず、署名活動によって単館公開が決まりました。
世界的にあまり知られていない100日間で100万人が殺された事実と、お蔵入りになった理由には特に関係がないようです。賞ノミネートで価格が上がったが地味な内容だったためという、あくまでお金の面でのお蔵入りでした。『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会の活動によって世論は盛り上がり、公開した渋谷シアターNは行列で連日パニック状態。続々拡大公開が決定しています。
c0014035_176582.jpg

感想ですが、いい映画なんだけど僕には物足りなかった。
あくまで人間ドラマに徹しているのにクエスチョン
絶賛されているようですので、僕の意見は少数派と思って読んでください。
フツ・ツチの民族争いについて、少しは知ってたし、100日間で100万人の殺戮、自動小銃で皆殺しというよりは、相手の目を見ながら刃こぼれしたナタで一人一人殺していった100万人なんだけど、そういう残酷さが描かれていなかった。
この民族間紛争の悲惨さを伝えるのではなく、あくまで主人公の尊さとそれを静観する先進国の冷酷さを伝えるんだという意図は伝わってきます。しかし、残酷な戦争に残酷な映像がないのは、むしろ不自然でした。
女性を次々裸にして檻に放り込む映像に「犯せ(犯してから殺せ)!」という台詞がある。それを実行する映像は確かにいらない。興味本位の映像になるだけだ。しかし、嘆き怯える目をもっと映すべきではないのか?
そして、以前何かの本で読んだのだが、村を襲い皆殺しにし、若い女性だけは殺さず全員を妊娠させる襲いかたもあったとのこと。血を汚すためだという。殺戮だけではないあらゆる狂気を伝えて欲しかった。
テーマはホテルにかくまった人々を守る主人公対先進国へと集約されていきます。狂気に襲われた100万人を殺したのは先進国だという結果に持ち込めなかったか?

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c0014035_17245891.jpgシアターNは超小さい。プラズマテレビみたい(^^);スピーカーはぼくんちのほうが大きいよ(^^)
これからも精査によって、いい映画を上映していってください。
by solitarylife | 2006-02-02 16:49 | 映画
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