求めている未来、落胆の現実、ささやかな生活



floating

久しぶりに音楽の話

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は、ジュリー・クルーズのアルバム
「フローティング・イントゥー・ザ・ナイト」
からとっている。
すでに世界シーンからは消えてしまった歌手だが、デビットリンチのファンにはなじみ深い。


まずは一曲
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Rockin' Back Inside My Heart
上のタイトルクリックでPVが開きます。

ジャズをベースにニューエイジミュージックをブレンドし、とてつもなく暗く湿った世界観から高音を放つ。

ジュリークルーズは、1990年のテレビドラマ「ツインピークス」の主題歌
Falling
でブレイク。
デヴィッドリンチプロデュースによりアルバム2枚が制作された。
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怪しげなジャケットはリンチ作。
デビューアルバムは下のほう、夜の水辺か?死体が漂っている。
「floating・into・the・night」

作詞はリンチ、作曲はリンチ映画にはかかせない、イタリアの奇才アンジェロ・バダラメンティ。
リンチワールドの要である。
特筆点はまだある。
リンチ - バダラメンティ - クルーズ
トリオの初作品は、映画「ブルーベルベット」における。
タイトルはMystery of love
(やはり「floating・into・the・night」に納められている)
見ての通り、主演は、ツインピークスと同じカイル・マクラクランであり、この頃のリンチワールドが、完成型だった。
リンチの感性が最も解き放たれた時期に作られたアルバムなのだ。

ツインピークスブームが去ったのち93年に発売されたセカンドアルバム
「The voice of love」のセールスは散々で、ユニットは解散となる。
彼女の音楽を継ぐものは現れず、おかげで僕は、2枚のアルバムを500回は聞き続けている。

僕のこの十年は、どこへ向かっても袋小路で、悩み、ずっと暗闇を彷徨っているようだった。
その生き方のBGMとして、聞き続けてきた。
大人になって、ジャズの揺らぎが心にしみるようになったというのもあるし
ニューエイジミュージックの安らぎを求めていたというのもある。

人生にピタリとはまったのだ。

最近、リンチは自分で曲を書いている。
バダラメンティは、映画音楽の作曲家として引っ張りだこ。
クルーズも、2002年にソロアルバムを発表している。

別々に歩むソロ活動のCDは全て聴くのだけれど、何かが違う。
やっぱり
作詞:デヴィッドリンチ
作曲:アンジェロバダラメンティ
歌:ジュリークルーズ
の三人による楽曲でないとしっくりこない。

「闇」は限りなく深くないと闇ではないのだ。


ファーストアルバムに
アイリメンバーという曲がある。

聞いていただければわかるが
夜が更け、闇が世界を包む。
悪夢にうなされ、、、やがて空が白んでくる。
という曲だ。
僕はこの曲の、夜明けを迎えるところで安心感を得る。
闇夜は僕の一部であり、漂うことに安堵を得るが
闇にすべてが支配されてしまう恐怖も感じている。
もしも夜が明ければ、闇が消えさえすれば
あとは何とか生き延びられる気がしている。



このアルバムから18年が経ったが、僕は未だに
「夜明けが来てほしい」
と、願って生きている。
僕自身に、そして僕が信じる人たちに。







今日は
into the night
というお香2本を焚いて、この記事を書いた。
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into the night
by solitarylife | 2008-03-20 19:47 | 音楽
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