岸辺のふたり(Father and Daughter)を観ました。
上映時間8分間のロードショー公開をギネス申請したこととか、800円だから1分100円だなとか、下世話なことばかり考えてましたが、見事な芸術作品でした。
2001年アカデミー賞短編アニメーション賞受賞の経歴も見事。
観る人の感受性任せの芸術で、誰にでも勧められる作品ではありません。
うしろに座っていた男性は、上映終了と同時にあくびをして、「なんなんだかよくわかんねーな」と言って去っていきました。
でも、心を捨てていない多くの人は、主人公に突然訪れる別れの寂しさと、その後の想いに共感を覚え、結末に涙するでしょう。
この人に、奇跡が訪れてよかったと。
勢い、
DVDまで買ってしまいましたが、映画館のほうが断然良い。小さな画面じゃ美しいチャコール画の細部が見えません。
これから観る人へアドバイスがあります。
短い映画なので2回連続で上映されます。エンドロールはありません。
もし、1回目で涙が出そうになったなら、そこで存分に流してしまいましょう。
我慢すると、2回目ラストで涙して灯りがつきます(^^);