コンドイビーチの猫の次は、やっぱりカイジ浜の猫。
ツアー客たちは、来たと思ったら記念写真を撮ってさっさと去ってく。
猫たちは、やけに忙しくて、自分たちを一瞬のオモチャにしようとする観光客にうんざりしてる。
だから、人嫌いかというと・・・
実はそんなことはない。
沖縄時間でゆっくり付き合ってくれる人を待っている。
大晦日の午後、海岸でボーッとすること30分。
隣の丸太の猫を撮ってて、気がついた。
後ろのほうにいる猫の挙動が怪しい。
こっちの様子を伺っている。
間もなく、
ぴょこんぴょこん歩いてきた。
しっぽをピンとして、ちょっぴり緊張の面持ち。
どうやら僕の太ももの居心地の良さを確信した模様。
もはや躊躇はない。
のしっ
このあと、彼は2時間もの間、僕のここに居座ることとなる。
もし竹富に泊まるなら、夜のカイジ浜に行くと、さびしがり屋が出迎えてくれます。
静かに猫を抱いてると、いつしか足元でホタルが輝きだすのです。